グリーンカレーやラープ、いろんなタイ料理に使われているコブミカン (มะกรูด má ˈkrùut)の葉。 タイ食材屋さんにも売っているけど、いちいち買いに行くのは面倒なので自分で育てたい。ネットで調べると冬は部屋に入れると越冬できるらしい。
で、買ってみたのだけれど、しばらくすると枯れてしまうの繰り返し泣。
タイ人の友達のコブミカン の木は立派に育っているのに…。本場タイ人は日本でどうやって育ているのか? 聞いてみてビックリ。
タイ人的コブミカン生育のコツ
1. 水やりしすぎない
自分はほぼ毎日水やりをしていたのですが、これはアウト笑。なんと週1〜2回で十分らしい。
2. 摘芯する
自分は園芸関連は全く詳しくないのですが、先の部分を切るとそこから複数の枝が生えてきて増えるんだそうです。バジルみたい。
3. 肥料は生卵 or 味の素(タイ式笑)
ウソだろ〜! 冗談はよせ!って思いましだが、その場にいたタイ人全員が本当なの!って言ってたから多分本当。
殻だけかと思ったら、全卵の溶いた卵を水で薄めて土にあげるんだそう。ただし臭くなるので注意w
ちなみにその場にいた友人が私は卵の殻しかあげてないから育ちが悪かったのねー。と言ってました。
ちなみに、卵の匂いが気になる人は化学調味料(味の素)を使うそうです。
調べてみるとYouTubeにも確かに卵を使ったコブミカン の育て方動画がありました。
แต่งมะกูรดให้เป็นพุมสวย:
コブミカン をキレイに茂らせる
卵…ですか…。正直今だに信じられません。
ちなみに今日卵と水を混ぜたものを肥料として、コブミカン に与えてみました。ただ臭くなるだけなのか、ちゃんと育ってくれるのか見守っていこうと思います。
追記:自宅のコブミカン に卵を肥料として与えてから1ヶ月、季節的な要因かもしれませんが確かに葉が増えました。でも、卵でも味の素でもいいって…、もはやなんでもいいのでは? とちょっと思ったりもします笑。
生育の注意点
引用元:Amazon 植物・青果物・食品のセレクトショップITANSE
寒さに弱いです
耐寒性はレモンより劣りますが、太平洋側の温暖な地域では露地栽培できます。 内陸部などでは鉢植えにして越冬させてください。 自家結実性で、苗を植えて1~2年後から開花・結実しはじめます。 冬季は霜よけをして凍らせないようにしてください。 収穫の仕方はレモン同様、晩春に咲いた花からできた実を初冬に収穫して下さい。
虫に注意
アオムシ、アゲハの幼虫、アブラムシなどが付きやすいので薬剤や忌避剤などで防除して下さい。 夏の水切れに注意します。
コブミカンの別名
タイ語:マクルー (makrùut มะกรูด)、葉:バイマックルー(ใบมะกรูด)
フィリピン: スワンギ (swangi)
英語: カフィア・ライム(kaffir lime)
コブミカンの使い方
タイ料理だけではなく、クレオール料理やマレーシア、インドネシア、カンボジア料理でも使われます。
コブミカンの葉は発がんリスクを低減する報告*もあるそう。
* 中原和彦 コブミカン(Citrus hystrix)の葉に含まれる抗変異原物質フラノクマリンの同定 国際農林水産業研究成果情報 第17 号(2009年度)-122013年6月19日閲覧
料理以外にタイではヘアケアに使われています。
コブミカンを使ったタイ料理レシピ
“コームーヤーン”の作り方 – タイ料理レシピ:
タイ風鳥から揚げ – タイ料理レシピ:
トムヤムペーストを使わないトムヤムの作り方 – タイ料理レシピ:
さいごに
タイ人直伝のコブミカンの育て方。
個人的には衝撃でしたが、参考になりましたでしょうか?
少なくとも、自分の苗は順調に育っていますのでよかったら試してみてくださいね!
他のタイ野菜の育て方が気になる人はこちらもどうぞ。
パクチーファラン(ノコギリコリアンダー)の育て方: