どんな外国語を勉強するときも、「こんにちは」は最初に学習する表現だと思います。
タイ語の「こんにちは」は使えるシチュエーションが多岐に渡るので、最初は戸惑うかもしれません。
でも、これがタイ語なんだと割り切って覚えてどんどん使っていきましょう!
「こんにちは」タイ語で?
「こんにちは」はタイ語で、
สวัสดี sà-wàt-dee サワディー といいます。
英語表記だと、”Sawatdee” と書きます。
男性・女性の「こんにちは」
親しい間柄なら” สวัสดี sà-wàt-dee, サワディー ” だけで十分ですが、初対面で相手との関係性がわからないときは少し丁寧な表現にしたいですよね。
そんな時は、
女性が話すときは末尾にค่ะ kâ(カー)をつけて
สวัสดีค่ะ sà-wàt-dee kâ サワディー カー
男性なら ครับ kráp(クラップ)を末尾につけ、
สวัสดีครับ sà-wàt-dee kráp サワディー クラップ
と発音します。
“サワディー”日本語の意味
สวัสดี sà-wàt-dee サワディー は、日本語では
こんにちは、おはよう、こんばんわ、じゃあね、バイバイ、またね、やあ、よお、もしもし、など
の表現に相当します。
日本語では、おはよう、こんばんは、じゃあね、などはそれぞれ異なる単語を使いますが、タイ語では全て
สวัสดี sà-wàt-dee サワディー + ค่ะ kâ カー(女性)or ครับ kráp クラップ(男性)
でOKです。
…ホントかよ? アバウトすぎるだろ!? と思うかもしれませんが真実です笑。
「おはよう」はタイ語で
「おはよう」はタイ語辞書をみると、
สวัสดีตอนเช้า sà-wàt-dee dton-cháo
ですが、実際にはあまり使われていません。
タイ人先生(バンコク在住)に聞くと、「おはよう」「こんばんは」はラジオやTVニュースで聞くぐらいで、日常会話では使わないとのこと。
最近では สวัสดี sà-wàt-dee 以外に朝に使う挨拶には、
女性 มอร์นิ่งจ้า mor-nîng jâa
男性 มอร์นิ่งครับ mor-nîng kráp
と英語派生の表現を使う人もいます。
「こんばんわ」はタイ語で
「おはよう」はタイ語辞書をみると、
สวัสดีตอนเย็น sà-wàt-dee dton-yen
ですが、”สวัสดีตอนเช้า sà-wàt-dee dton-cháo” と同様、実際には使われていません。
やはり、サワディーを使うのが一般的です。
サワディー以外の「こんにちは」タイ語表現
サワディー以外に「こんにちは」のタイ語表現には以下があります。
หวัดดี wàt dee
ดีจ้า dee jâa : 主に女性が使います。
ฮัลโหล han-lŏh : 英語の Hello 由来のタイ語です。対面会話以外に電話でも「もしもし」的に使います。
ว่าไง wâa ngai : 親しい間柄で使います。どう?元気? がニュアンス的に近いです。
”さようなら” もサワディー
ちなみに”さようなら” もサワディーで大丈夫。
辞書ではさようならは”ลาก่อน” と書かれていたけど?と思う人もいるかもしれませんね。
翻訳としては正しいのですが、ニュアンス的に”ลาก่อน” は永遠の別れ、二度と合わないかも的なニュアンスがあります。
なので、タイ人ネイティブ的には “もう、会えないのかな(会いたくないのかな)?” と思われるので、状況によって誤解を招くかもしれません。
ワイは必要か
ちなみに挨拶をする時にワイをする必要があるかは相手との社会的関係性で決まります。
タイ社会で目上の人(義理の親、先生、お坊さん、タイ人の超お偉いさんなど)には必要ですが、
外国人旅行者が通常の観光の範囲内で接するタイ人(ホテル・レストラン従業員、タクシー運転手など)にワイをすると、相手に気まずい気持ちをさせてしまいます。仮にワイをされても、ワイを返す必要はありません。
“ワイ” は挨拶じゃない?!:
こんにちは、おはよう、こんばんわ、じゃあね、バイバイ、またね、やあ、よお、もしもし、などのタイ語表現 サワディーについて説明してみました。
これさえ覚えておけば、時間に関係なく使える大変便利な単語です。
ぜひ覚えてくださいね!