タイ語の放送禁止用語と伏せ字表現

タイで大人気の The Mask Singer シーズン2の จิงโจ้ ˈciŋ ˈcôo (カンガルー)と審査員(?)の会話部分だけ編集した動画をタイ語教室の先生がリスニング教材向けに教えてくました。
タイ人の先生はこの番組が最近のお気に入り。
簡単な会話だし、わかるでしょ? とおっしゃるんですが、私のタイ語能力だとかなりキビシイヨ。
動画の内容は、審査員が จิงโจ้ に「イサーン語話せるでしょ?」「一緒に仕事したことある?」とかいろいろ質問して、誰が”中の人”か当てるというもの。
マスクをしている จิงโจ้ の発言は声も誰かわからないよう、加工されているのでタイ人の視聴者向けの字幕が付いてます。ありがたや〜。
…と、思ったんですが辞書には乗っていない単語が満載です。意味ないよ〜。

先生が授業で解説してくれたのは、上の動画 15:50 で จิงโจ้ が、話す時に芋の絵がボヨヨーン???のシーン。

これいわゆるタイ版伏字表現です。
善良な市民に聞かせたくない下品な放送禁止用語をカンガルー野郎が喋っているわけですね。でも、会場の観客のタイ女子たちはなんだかうれしそう!? 可愛い顔してもう!
ちなみにこのシーン、字幕では ไม่ เผือก ˈmâyˈphʉ̀ak とありますが、実際にจิงโจ้が話したのはไม่ เสือก ˈmâyˈsʉ̀ak 。

ไม่ เผือก ˈmâyˈphʉ̀ak は直訳すると タロ芋ではない???

ไม่ เสือก ˈmâyˈsʉ̀ak は、

(あんたに)関係ないだろ! None of your business ” というニュアンスの言葉。

先生の説明によると、ไม่ เสือก は公共放送で使用できない放送禁止用語なので、意味を暗示させる ไม่ เผือก を代わりに使用しているんだそう。 ちなみにไม่ เผือกは若い世代で使われている一種の流行語で、この言葉なら親しい友人間の使用なら問題ないそうです。

音が近い単語を当てるというのが、タイ語の言語的特徴かも。書き文字よりも音からの情報がタイ語ネイティブにはピンとくるんですね。タイ語学習者にはむずかしいよ!