“仏陀の言葉”を訳してみた その64

先日見つけた ธรรมะ をタイ語オンラインレッスンの先生に解説してもらいながら読みました。

ถ้ายังไม่หัดวางจะเป็นผู้ที่เหนื่อยจนตาย​ 

แล้วก็ขนอะไรไปด้วยไม่ได้เลยในที่สุด​

 -​ หลวงปู่สิงห์ทอง ธมฺมวโร

自分なりに日本語を当てはめてみましょう。

ถ้ายังไม่หัดวางจะเป็นผู้ที่เหนื่อยจนตาย​ 
ˈthâa ˈyaŋ ˈmây ˈhàt ˈwaaŋ ˈcà ˈpen ˈphûu ˈthîi ˈnʉ̀ay ˈcon ˈtaay
もし、(不安を)脇に置いておく訓練をしておかないと、死ぬまで(不安で)疲労してしまう、

แล้วก็ขนอะไรไปด้วยไม่ได้เลยในที่สุด
ˈlɛ́ɛw ˈkɔ̂ɔ ˈkhǒn ʔà ˈray ˈpay ˈdûay ˈmây ˈdâay ˈləəy ˈnay ˈthîi ˈsùt
それに最後は何も持っては行けない。

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先生の説明によると、来世や将来はどうなるかわからないのに、ただ心配しても死ぬまで疲れるだけ。
来世や将来に影響を与えるものは自らの行動(行い)だけなので、今に意識を集中して、今できることをやりましょう。
という話だそうです。

仏教は宗教ではないという話を米国人から聞いた事がありますが、確かに不安を前にして仏を信じなさい、祈りなさい、そうすれば仏が助けてくれますよ、とは言わず、とりあえず不安は置いといて今できることをやりなさい。というのは極めて現実的で宗教というよりは心理療法的と言えるかも。