普通はタイ語で ธรรมดา ˈtham má ˈdaa と ปกติ ˈpòk kà ˈtì と学ぶと思うのですが、私はこの二つの単語の違いをわかりやすく説明しているテキストにまだ出会っていません。
タイ人の先生に教えていただいたところによると、肯定文に使う限りでは比較的近い意味合いで、致命的な違いはないようです。
คน ธรรมดา ˈkhon ˈtham má ˈdaa -> 平均的な人、普通の人、素朴な人、common person
คน ปกติ ˈkhon ˈpòk kà ˈtì -> 普通の人、マトモな人(常識人)、regular person
でもですねー、否定形で使用した途端に違いが鮮明になるのです。
否定の形は ไม่ ˈmây か ผิด ˈphìt を否定したい単語の前におけばイイんですが、
คน ผิด ธรรมดา ˈkhonˈphìt ˈtham má ˈdaa
-> 並外れた人(優秀な人)、 extraordinarily person
上記の場合、ธรรมดา の否定形が相手を褒める表現なのに対し、
คน ผิด ปกติ ˈkhon ˈphìt ˈpà kà ˈtì
-> 問題のある人(精神的、肉体的)、irregular,abnormal person
という意味になってしまうんだって。
でもこの二つの単語の違いを説明するのはタイ人でも難しいそう。なぜかというと普段習慣的に(意識しないで)使っているので(ใช้กันไปตามความเคยชิน)、改めて考える機会がないから。確かに日本人もそうですね。