よろしくお願いしますはタイ語で

日本ではよく使われる「よろしくお願いします」。自己紹介や何かお願い事をしたとき、メールの締めに使う表現です。
タイ語でどんな表現を使うのが適切か、タイ語ネイティブの先生やタイ在住のTwitter繋がりの方に教えていただいた内容を使うシチュエーション別にまとめてみました。

自己紹介の挨拶

自己紹介の挨拶として「よろしくお願いします」と言う場合、以下のタイ語が当てはまります。

挨拶をする相手との関係性によって適切な表現は異なります。

a.
ฝากเนื้อฝากตัวด้วยนะคะ fàak néuua fàak dtuua dûuay ná ká

-> 新入社員など組織内でのクラスが低い人が、一緒に働く近い関係の同僚や目上の人に対して言う。 ニュアンス的には「お願いしたり、助けていただいたりこれからご迷惑おかけいたします。」かな…。

普通のタイ人はあまり使う機会がないのか、タイのネット掲示板 Pantip では ฝากเนื้อฝากตัวด้วยนะคะってまだ使われてます? ってスレッドがありました。35歳以上なら使う説とか、日系企業では普通に使われているとかいろんな投稿がありましたので参考にしてみてください。

“ฝากเนื้อฝากตัวด้วยนะคะ”って言葉、今でも自己紹介で使う人います?:

b.
ฝากด้วยนะคะ fàak dûuay ná ká

-> お互いに助け合う環境で、同じ年齢や年下の人に「お世話になるけど、よろしくね!」と言うようなカジュアルな表現。

c.
ยินดีที่ได้รู้จักค่ะ yin dee têe dâai róo jàk kâ

-> 一般的に使われる。a, b が近い関係の同僚や先輩に対して使うのに対し、それ以外の人や職級の低い人に対しても使います。「お知り合いになれてうれしいです。」程度のニュアンス。

a, b が実際に助け合うことが必要な環境での自己紹介で使われるのに対して、c は実務上あまりお願いや助け合う必要のない関係の自己紹介に使われるそうです。 一緒に汗をかかないような関係で a ฝากเนื้อฝากตัวด้วยนะคะ と自己紹介されると、紹介された方は何か面倒なお願い事をされたりするのでは?とちょっと心配になる人もいるかもとのことでした(個人の感想ですw)。

タイで仕事をしている人ならともかく、それ以外の人はせっかく上記の表現を暗記しても使う機会が最初の挨拶だけかもしれません。
…そもそもですがタイ語ネイティブは日常会話で改まった表現を使う機会は公務員でもない限り、あまりないようです。
実際にはこれらのシチェーションでは สวัสดี sà-wàt-dee + ครับ kráp/ค่ะ kâ を使うことが多いそう。こんにちは、さようなら、なんにでもサワディーで日本人的には物足りない気がしますが、タイ人的にはこれが一番自然みたいですw。

お願い事をする時

お願い事をする時に「よろしくお願いします」と言う場合、以下のタイ語が当てはまります。

ขอความกรุณาด้วยนะคะ kŏr kwaam gà-rú-naa dûuay ná ká

-> どうぞよろしくお願いします。

รบกวนด้วยนะคะ róp guuan dûuay ná ká

-> お手数おかけします(お世話になります)。

ビジネスメールの結びの言葉

ビジネスメールの結びの言葉として「よろしくお願いします」と言う場合、日本語の敬具に近い定型表現として以下のタイ語が当てはまります。

ด้วยความเคารพ dûuay kwaam kao-róp
ขอแสดงความนับถือ kŏr sà-daeng kwaam náp tĕu

-> 敬具

タイ語ビジネスメールの決まった結びの言葉です。英語だと Best Regards, Sincerely あたりに該当します。ビジネス以外の友達同士のメールでは使用しません。

日本では日常的に使う表現でも、外国では同じ習慣がなくて適切な表現がない(いただきますなど)言葉もあります。

タイ語でカンタンな自己紹介文を作りたいときは、以下のページを使ってみてください。職業や趣味などをカスタマイズして作文できます。

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