タイ語リスニング 空耳アワー

タイ語を始めた頃、日本国内で普通に生活していてタイ語を耳にする機会はほとんどないので NHK World のタイ語放送(平日14分 土日9分)を Podcastで聞き始めました。
最初は知っている単語も聞き取れず、どこからどこまでが一単語なのかもわかりませんでした。たった14分なのですが、全く聞き取れない為聞いててすごくストレスでした。たまにこの単語知ってるかも?と思っても全然違う単語だったり…。わずかに聞き取れた単語だけでは何の話題かも分からず、NHK World HP の記事を確認すると自分の想像と全く違う話題だったり。空耳どころか妄想ゲーム状態でした。

かなり恥ずかしいのですが、いくつか例をあげたいと思います。

1. パッタイ

最初はさすがタイの国民食! パッタイのニュースね〜と思っていたのですが(本当に)、さすがに毎日 国際放送でパッタイのニュースはないだろうと気付き(バカですね)調べました。

パッタイ -> プラチャーティープパッタイ -> ประชาธิปไตย prà ˈchaa ˈthíp pà ˈtay -> democracy 民主主義

2. パッキン

何のことだかサッパリ分からず。

パッキン -> ปักกิ่ง ˈpàk ˈkìŋ -> Beijing 北京

ちなみにこの単語が出てくるときは前後に

รัฐบาลจีน ˈrát thà ˈbaan ˈciin, Chinese government, 中国政府
พรรคคอมมิวนิสต์จีน ˈphák ˈkhɔm ˈmiw ˈnít ˈciin, Chinese Communist party ,中国共産党
สี จิ้นผิง ,Xí Jìnpíng ,習 近平
สิทธิมนุษยชน ˈsìt ˈthí má ˈnút ˈsà ˈyá ˈchon ,human rights ,人権

などの単語が出てくるので、まとめて覚えておくとリスニングのストレスが減ります(笑)。

3. ハピハピカン

本当に自分の耳にはこうきこえました。英語発音起源と言われても、全然違うし!って今も思ってます。タイ語発音のコンピューターがヌルく思えます。

ハピハピカン -> พรรครีพับลิกัน ˈphák ˈrii ˈpháp lí ˈkân -> Republican Party 共和党

この単語が出てくるニュースの関連単語には、

สหรัฐ sà ˈhà ˈrát United States 米合衆国
พรรคเดโมแครต ˈphák ˈdee ˈmoo ˈkhrɛ̀t Democratic Party 民主党(米)
ประธานาธิบดี prà ˈthaa ˈnaa ˈthí ˈbɔɔ ˈdii president 大統領
นายกรัฐมนตรี ˈnaa ˈyók ˈrát thà ˈmon ˈtrii prime minister 首相

などがあります。ちなみに自分の耳に聞こえた通りに発音しても、ネイティブには通じないと思います。オソロシヤ。

今も全てが理解できるわけではありませんが、単語は意味はわからなくてもそれなりに聞き取って暗記して、後で調べることができるようになりました。

ニュースはキーワードが繰り返し使用されるので、ある程度慣れると聞き取れる単語も増えて、何の話題なのか想像できるようになると思います。
ニュース以外の音声放送は、会話が速いうえ、単語種類も多く、かつスラングも使用されているので難易度はタイ語初級者にはかなり高いと思います。

タイ語初級者のリスニング教材としては、やはりニュースが最初の選択肢かなあと耳の悪い自分は思っています。まあ自分の耳が外国語に向いてないだけなんですが・・・。