Google Trendでタイ語単語を調べる

タイ語の勉強をしていて感じることは、日本語同様にタイ語は”生きている”言語で、世代や環境などにより使われる言葉が異なるということです。

例えば、うざいの意味でラムヤイと言っても、50代以上の人には単に果物の話かと思われるでしょう。
逆に、日本に住んで長いタイの人にとって普通に使う単語が、今のタイ在住のタイの若者には馴染みのない言葉だったりすることもあります。

ある単語が、ネット検索でどの程度使われているか、タイのどの地方で使われているかを Google Trend を使えば調べることができます。

Google Trendとは

Google Trendsでは、入力した単語の検索数をグラフで示してくれる。このときその単語に関連したニュースを見る事ができ、特に検索数が多いときに何があったのかが分かるようになっている。特定の国、期間に絞ったグラフを見ることもでき、また世界中の都市や国、言語毎にどこでの検索が最も多いのかのランキングも提供される。

引用元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

Google Trendの使い方

Google Trendの使い方については、こちらのサイトがわかりやすかったです。

Googleトレンドの使い方!人気キーワードがわかる無料ツール:

ブログやオウンドメディアの記事のネタを探す時、新しい事業を始める時、SEOやリスティング対策など、Webの業務の中では話題のキーワードや特定のキーワードの需要調査が必要なシーンがたくさんあります。 そのような時に役に立つツールが"Googleトレンド"です。誰でも無料で使え、登録不要です。Googleが蓄積している膨...

Google Trendとタイ語

タイ語学習にGoogle Trendをどう活用するか、自分はこんな使い方をしてるよ!というのをシェアさせてください。

1. 単語の使用頻度比較

あるタイ単語を学習した時に、他の類義語と比較しておけば、どの単語がタイ人に最もネット検索に使用されているか知ることができます。

逆に現在ほとんど使用されていない単語も知ることができるので、記憶する際に優先順位付けをするなどの活用法もありますね。

例:タイ語で”旅行” を意味する ไปเที่ยว bpai tîieow と ท่องเที่ยว tông tîieow を比較してみました。

過去5年間継続してท่องเที่ยว tông tîieow が ไปเที่ยว bpai tîieow より多く、タイ全国で検索に使われています。

また、使用比率はท่องเที่ยว tông tîieow  6 に対して、ไปเที่ยว bpai tîieow 4 です。

2. 使用されている地域を調べる

タイ標準語で รองเท้า(靴)を意味するイサーン方言 “เกิบ” が使用されている地域を調べてみました。

確かにタイ東北部の頻度が高い(色の濃い地域)のが分かります。

リスト表示ボタンで県別のデータを見ても、上位はタイ東北部の県で占められるのが分かります。

知り合いのタイ人から教えてもらった単語がタイ全土で通じる標準的タイ語なのか、いわゆる方言なのかを知るのにも利用できそうです。

3. いつから使われているか調べる

2gether 公式 Photo Book – Amazonリンク

タイ語にも流行語があります。ある特定の世代・地域だけでの流行の場合、一般社会では通じないこともあり得ます。

例えば、ドラマ ”2gether”タイ語オリジナルタイトル เพราะเราคู่กัน prór rao kôo gan でタイ国内の検索トレンドを確認してみました。

『2gether』で学ぶタイ語 – Amazonリンク

タイでの”2gether( เพราะเราคู่กัน prór rao kôo gan )”の配信は 2020年2月21日から2020年5月15日。

GMM 25とLINE TVで初公開された、現地の放送スケジュールと連動して検索数が急上昇しています。

検索地域を見ると、

なんと! 恐ろしいほどのバンコク一極集中です。都会の子しかドラマ見ていないのでしょうか?

タイ語の先生によると”2gether”は地上波の放送ではなく、LINE TV など携帯がないと視聴できないので、個人で携帯を持っていない子は見ることができないからでは? とのこと。なのでバンコク以外の子に”2gether”の話を振っても?かもしれません。

ちなみに、評価地域を “タイ” -> “すべての地域” に変更、タイ国外向けドラマタイトル “2gether” で調べてみると…おおっ!”2gether” を知っている子が世界各国にいることがわかります。

タイ以外で”2gether”を検索する人が多い国ベスト5は、

東南アジアで特に人気が高いことが、わかりました!

Google Trend タイ語の検索注意点

タイ語は文章内で単語間にスペースがないため、トークン化(文章を単語に切り分けること)が必要です。
しかしながら、タイ語の自動トークン化は現時点では完全ではなく、文章の前後から意味を汲み取って、トークン化できているわけではありません。

たとえば、約 という意味の ราว raao という単語をGoogle Trendで調べた場合、結果に บ “ราว” นี่ ( ブ”ラウ”ニー )、”ราว” ตากผ้า(物干し竿)などの”ราว”を含む単語も結果に含まれてしまいます。

なので、結果が期待する検索になっているかを確認するには “関連キーワード” -> “人気” で、結果の中身を確認する必要があります。