先週のタイ語教室で “タイ語レッスン 初級1” を使って過去・完了の否定表現を学習しました。
そもそも自身はタイ語の過去形自体あまりよく理解できていないんですが、テキストの説明によると過去・完了の否定表現なるものは、
1. ไม่ได้ ˈmây ˈdâay + 意志動詞
2. ไม่ ˈmây + その他 動詞
3. ไม่ ˈmây + 形容詞
に分類されるそう。
? 意志動詞 ってナニ? プログレッシブ タイ語辞典 も確認してみたけど、品詞の略語表では動詞とつくものは動詞と助動詞のみ。…よくわかんない。
外国語としての日本語学習者のためのサイトに日本語の意志動詞の説明がありました。
“「する」や「食る」のように動作・行為を表わす動詞が意志動詞である。一方、「ある」や「できる」のように動作・行為を表わさない動詞が無意志動詞である。”
“意志動詞は、自分の意志でそれを実行するという意味を持つ。一方、無意志動詞は、結果としてそのことが生じるという意味を持つ。”
引用元サイト:
つまり
自分の意思で見るという行為を行う意志動詞の ดู ˈduu watch 見る の過去形否定表現は、
ไม่ได้ดู ˈmây ˈdâay ˈduu
それに対して 自らの意思に関わらず視界に入るので見える という結果を表す無意志動詞 มองเห็น ˈmɔɔŋ ˈhěn see 過去形否定表現は、
มองไม่เห็น ˈmɔɔŋ ˈmây ˈhěn
個人的に日本語が母国語の人にとってややこしいかもと思ったのは、理解する の เข้าใจ ˈkhâw ˈcay
では、เข้าใจ の否定形 理解できない(理解できなかった) は、どちらでしょう?
a. ไม่ได้เข้าใจ ˈmây ˈdâay ˈkhâw ˈcay
b. ไม่เข้าใจ ˈmây ˈkhâw ˈcay
正しいのは b ไม่เข้าใจ ˈmây ˈkhâw ˈcay 。
日本語では”できない”とあるので、私はつい a を選んでしまったのですが、เข้าใจ 理解する は自分の意志でする行為ではないのでバツ。
自分が定期的に読み返す “間違いだらけのタイ語” にもนอน ˈnɔɔn 寝る(横になる・寝床に入る)を使った用例が載っていました。
นอน ˈnɔɔn は 横になる、寝床に入るの意志動詞なので、過去否定形は
ไม่ได้นอน ˈmây ˈdâay ˈnɔɔn 横になれなかった(寝床に入れなかった)
ですが、動作・行為を表さない 眠るという意味の นอนหลับ ˈnɔɔn ˈlàp sleep の過去否定形は、
นอนไม่หลับ ˈnɔɔn ˈmây ˈlàp 眠れなかった
です。
うーん、わかったようなわかんないような…。自然に使い分けることが出来るようになるのはいつの日でしょうかね。