日本語の名前をタイ語で書くヒント

タイ文字を学習し始めた人が最初にやりたいことの一つが、自分の名前をタイ文字で書くことではないでしょうか?
日本人の名前をタイ語で書く時の決まったルールなるものは存在しません。では、全くの自由かというと、そうでもありません。いくつか気をつけたいポイントタイ語教室の先生に教えていただきました。

1. 高子音は使わない

日本人の名前の声調は平声ですよね。よって高子音はつかいません。例えば S の音を表すタイ文字は ซ, ศ, ษ, ส がありますが、日本人の名前に使うのは ซ だけです。

2. ザ行はタイ人には認識されない

ズという音を表すタイ文字はないので、スズキさんはタイ人にはススキさんに聞こえるようです。タイ語表記は ซูซูกิ ˈsuu ˈsuuˈkì になります。自動車メーカーのスズキもススキです。あとシが ชิ ˈchí と表記されてます。例えば、安倍晋三 ชินโสะ อาเบะ、岸田文雄 ฟุมิโอะ คิชิดะ 、菅義偉 โยชิฮิเดะ สุงะ など。

3. 長母音か短母音か?

そもそも日本語には長母音、短母音の区別はありませんから、好みで選んで良いみたいです。ただ報道機関は日本語の発音に準じて短母音で表記しているようです(上記2参照)。

4. 現地化している名前(ブランド名など)は?

タイの人にもなじみの深いブランド名、たとえば ホンダやトヨタなどの場合は、タイ語発音に準じた表記になっています。ホンダは ฮอนด้า ˈhɔn ˈdâa、トヨタは โตโยต้า ˈtoo ˈyoo ˈtâa です。長母音+声調でタイ的な響きです。タイでのブランド認知が高い証拠ですね。
タイ人の先生曰く、短母音の ะ a は男性的であまり上品な響きではない為、タイ人には敬遠される傾向があるとのことでした。タイ人の美意識ってまだよくわかりません。
ちなみに豊田 章男氏は อากิโอะ โทโยดะ と表記されているようです。

5. タイ人が名前に使う文字、避ける文字

女性名に使う文字として”ญ”があります。理由はコーカイの”หญิง”にあるように女性を表す文字だから。またタイ人は名前に”ห”は使いません。理由は หี、หำ を連想させる文字だからだそう。中学生でなくても反応しそうです。自分の名前に使っている人いたら、いますぐ消しましょう!

いろいろありますね。