タイは死の国?!

タイ語の発音は難しい。音節の短い単語ほど難しい。普段使う頻度の高い比較的短い音節の単語、気をつけて使わないと自分の気づかないところでタイ人の笑いのネタになってるんでしょうね。ああ、恥ずかしい。でも、恥ずかしいは語学学習の大敵! マイペンライ!
自分の周りに限定すると、英語でも物理とかやっている頭のいい人ほど会話では苦労してる。読み書きが問題なくて、赴任先で普通に仕事できるのに地元スーパーのキャッシャーお姉さんとの会話に苦戦。

お姉さん:「あら!たくさんワインを買うのねー、パーティでもするの?」
同僚:「…。(お姉さんの会話と回答を解析中)」
お姉さん:「私も招待してくれる?」
同僚:「NO! All for mine! 違います、全部自分の!(最初の問いかけにようやく回答、「私も招待…。」は多分聞き取れていない)」
お姉さん:「…。(呆然)」

あああ〜、ちなみにキャッシャーのお姉さん可愛くて綺麗な人でした。相手のお世辞でも、ちゃんと大歓迎!って笑顔で答えられればよかったのに。日本人の男性が海外でモテない理由はここにある? でも、語学力に関係なく、明るくて相手が誰でも挙動不審にならない人はフツーに現地の女性にモテてましたよ。欧米でも日本の男性はモテないわけではないと思います。でも、日本でモテない人が海外で大逆転!なんてことはありません。もし、そんな人がいたら第一に身辺の安全を確保するべきでしょう。

タイ語に戻って・・・簡単だけど、意識しないと日本人には区別がつかない有気音と無気音。
普段会話でよく使う ”ไทย ˈthay” 声調もないので、発音で気をつけるのは有気音発声だけなので簡単かと思いきや、気をぬくと無気音発声に。
タイ語授業でもこんなことがありました。

生徒さん :(タイ語で)私はタイに住みたいです。
先生: ? あー、こう聞こえたわ
ผมอยากจะอยู่ที่เมืองตาย
ˈphǒm ˈyàak ˈcà ˈyùu ˈthîi ˈmʉaŋ ˈtaay
-> 私はあの世に住みたいです。

正解は、

ผมอยากจะอยู่ที่เมืองไทย
ˈphǒm ˈyàak ˈcà ˈyùu ˈthîi ˈmʉaŋ ˈthay

違いは有気音で発音しているか否か、なんですが。

落語で「あの世って良いところに違いない」「なんで?」「行ったら誰も戻っちゃこねえ!」なんてのがありましたが、今のところ、あんまり行きたいとは思わないです。